きんぴらごぼうが無性に食べたくなる。
忙しいと刻むのが億劫になり、冷蔵庫にそのまま放り込まれていたりする。
時間の余裕ができてくると、冷蔵庫の中の牛蒡が気になりだす。
食べたくなってくると、刻むのが苦にならなくなり、包丁に手が延びる。
この加減が大事。
嫌々やったりすると、料理するのが嫌いになる。
料理が楽しいというスタンスで取り組まないと
ひとつの趣味を失うことになる。
誰かのために料理を作る。
もちろん自分のために食べたいものを作る。
それが楽しい。
牛蒡を刻む。この楽しさ。
これから美味しいきんぴらごぼうを作るぞという意欲と楽しさ。
これが、ますます美味しいきんぴらになる。
とんとんとん、うれしくてたまらない。
また牛蒡を買ってきて、きんぴらごぼうを作るぞ。
包丁で切り刻む楽しさ。
これが料理の基本。
