料理が楽しい。
キュウリを切る。
キュウリの新鮮な香りが弾ける。
いい気分になってくる。
牛蒡を刻む。
時間がかかる。
細かく切るのに集中していると、
雑念が浮かんでくる。
色々なことが去来する。
それを考えながら、手元に集中して細かく切っていくことが面白い。
牛蒡が、細かくなっていく。
水を張ったボールに放り込んでいく。
この作業が、充実している。
面倒だとは思えないところが気分がいい証拠。
時間をうまく使って生活しているという感覚に満たされる。
料理が好きなのだ。
自分の好きな料理ができる。
当たり前の何でもないことだけれど、嬉しい。
見栄えもいい。
この細かく刻まれた牛蒡の姿がいい。
味つけもばっちり。
自分の味付けの良さがわかるのは、自分以外のきんぴらごぼうを食べたときの
がっかり感を味わっているからだ。
できたてのきんぴらのシャキシャキ感が味わい深い。
この切り方がいい。
棒のようになっているきんぴらでは不満。
お弁当の片隅にこれを入れると、にっこり。
今年も、お歳暮が届いた。
美味しいんだよね。